贪狼星って何?十二宮全体を速攻チェック 欲望多き多才多芸の星
貪狼星は星占いにおける「第一桃花星」であり、欲望を象徴する星でもある。貪狼星が命宮に位置する人は、興味の幅が広く多才で人気がある反面、集中力に欠けて長続きしにくく、欲望が能力を上回りがちな傾向がある。本稿では意思決定サポートの視点から、貪狼星が十二宮に位置する際の核心的な特徴を解き明かす。
星占いに、こんな星があります。何でもそつなくこなし、何にでも興味を持ち、何でも試してみたがる人を表す星です。
琴棋書画から飲食・遊び、仕事に勉強まで、手をつけないものはない。「すごいな」と思うけど、どれも極めてはいない。「ダメかな」と思うけど、何でも少しは知っている。
その星が貪狼星(どんろうせい)。北斗七星で一番の桃花星(恋愛運の星)であり、欲望の星でもあります。
「貪・貪・貪」——何もかも少しは手をつけたがる、そんな欲望のことです。今日は貪狼が十二宮にある場合の特徴を、一つずつ見ていきましょう。
貪狼が命宮にある場合:多才多芸だが、どれも極めていない
貪狼が命宮にある人は、周りから「趣味が広い」と言われるタイプです。
何でも学びたがり、何でも試したがる。ギターを2か月習って「つまらない」と思えば絵画に鞍替えし、半年描いて「ダンスのほうが楽しい」と思えばダンスを始め、1年踊ったら今度は写真を習いに行く。
結局、何でも少しはできるけど、どれも極めてはいない。誰とでも世間話はできるけど、深い話になるとついていけなくなる。
人付き合いは抜群に良く、どこへ行っても友達ができる。機転が利いて口が上手く、空気を読むのも得意で、場を取り持つ言葉を次々と繰り出します。
意思決定のヒント:趣味が多いのは良いことですが、人に見せられる得意分野を1つか2つは持ちましょう。何でも少し知っているのは、何も知らないのと同じです。一つの方向を決めて深く掘り下げるほうが、あちこちに手を出すよりずっと力になります。
貪狼が兄弟宮にある場合:兄弟姉妹は賑やかだが、それぞれの世界がある
貪狼が兄弟宮にある人は、兄弟姉妹との関係が比較的賑やかです。
みんなで集まれば飲んだり食べたり遊んだり、とにかく楽しい。「この面白い場所に連れて行ってあげる」「新しい友達を紹介するよ」と、いつもにぎやかな様子です。
ただし、それは表面的な賑やかさ。いざという時に助け合えるかどうかは、分かりません。それぞれ別の遊びをし、別の人間関係を持っています。
意思決定のヒント:家族の絆と遊びは、別物と考えましょう。普段どんなに楽しく遊んでいても、いざという時に助けてくれるのが本当の家族です。
貪狼が夫妻宮にある場合:選択肢は多いが、選び損ねやすい
貪狼が夫妻宮にある人は、たいてい恋愛のチャンスが多いです。
アプローチしてくる人が多く、選択肢も豊富。ただ選択肢が多すぎると、かえってどれを選べばいいか分からなくなり、あれこれ迷っているうちに目移りしてしまいます。
恋愛面でも不安定になりがち。「この人と付き合っているけど、あの人のほうが良いかも」と思ったり、「あの人と付き合い始めたけど、この人も悪くないな」と思ったり。
意思決定のヒント:恋愛では、選択肢が多いのは必ずしも良いことではありません。「弱水三千、只取一瓢(多くの水の中から、たったひしゃく一杯だけをすくう)」——何もかも手に入れようとすると、結局何も手に入りません。一人を選んで大切にするのが、何よりです。
貪狼が子女宮にある場合:子どもは賢いが、落ち着きがない
貪狼が子女宮にある人の子どもは、たいていとても賢くて機敏です。
物覚えが早く、新しいことを受け入れるのも得意。口が達者で人を喜ばせるのが上手く、大人から可愛がられます。
ただし、じっとしていられません。注意力が続かず、何をやっても「三日坊主」。今日はこれをやりたい、明日はあれをやりたいと、長続きしないのが特徴です。
意思決定のヒント:貪狼の気質を持つ子どもには、無理強いしないこと。興味のあることを伸ばしてあげて、まずは広く経験させ、本当に好きなことが見つかったら深く掘り下げさせましょう。強く言いすぎると、かえって何も身につかなくなります。
貪狼が財帛宮にある場合:稼ぐ手段は多いが、貯められない
貪狼が財帛宮にある人は、稼ぐ手段がとても豊富です。
本業を持ちつつ副業もして投資もして……と、いろいろ合わせると収入はかなりのものになります。
人と接する仕事が特に向いています。営業、不動産仲介、広報、エンターテイメント業界など、人脈や話術が必要な仕事なら、どれでもこなせるでしょう。
ただし、お金を貯めるのが苦手。左手から入って右手から出ていく、つまり稼ぐ分だけ使ってしまうのです。飲食・遊び、人付き合いの付き合い出費で、気づけばお金がなくなっています。
意思決定のヒント:稼ぐ力も才能ですが、貯める力も同じくらい大切です。強制貯金、積立投資、住宅購入など、何か一つはお金を残す方法を持ちましょう。そうしないと、いくら稼いでも結局は空っぽになってしまいます。
貪狼が疾厄宮にある場合:肝臓・胆のうと内分泌系に注意
貪狼は木と火の気質を持ち、体の中では主に肝臓・胆のう、内分泌系、生殖器系などに対応します。
肝火が強くなりやすく、怒りっぽくなりがち。また、内分泌の乱れからニキビができたり、生理不順になったり、新陳代謝が悪くなったりすることもあります。
貪狼の気質がある人は、生活も不規則になりがち。夜更かし、飲酒、夜食……「楽しい」と思うほうに流されているうちに、体が徐々に消耗していきます。
意思決定のヒント:体は資本です。若い時に無理をしすぎると、年を取ってからツケが回ってきます。早く寝て、お酒を控え、適度に運動する。それがどんな高価なサプリメントよりも効果的です。
貪狼が遷移宮にある場合:外出先では魚が水を得たように活躍する
貪狼が遷移宮にある人は、外出すると生き生きとします。
新しい場所や環境へ行っても、適応がとても早い。新しい友達を作り、新しいチャンスを見つけ、楽しくて仕方がない様子です。
外地では人気があり、恋愛のチャンスも多く、仕事の機会にも恵まれます。地元にいるよりずっと活躍できるでしょう。地元ではかえって力が発揮できず、窮屈な思いをしがちです。
意思決定のヒント:機会があれば、どんどん外へ出かけましょう。「木は移せば枯れるが、人は移れば活きる」。貪狼の気質がある人は、動けば動くほど活気づきます。じっとしていると、かえって腐ってしまいかねません。
貪狼が交友宮にある場合:友達は天下に多いが、知己は数えるほど
貪狼が交友宮にある人は、友達がとにかくたくさんいます。
三教九流、あらゆる業界に知り合いがいる。酒席で兄弟のように親しくなる人もいれば、SNSの友達リストは数千人にものぼります。
ただし、本当の友達が何人いるかは、なんとも言えません。ほとんどは飲み友達や利益目的の付き合い。ピンチになれば、それぞれ自分の身を守るために離れていってしまいます。
意思決定のヒント:友達は数より質です。一緒に酒を飲む友達が100人いるより、困った時に助けてくれる友達が1人いるほうが心強い。時間は、本当に大切な人のために使いましょう。
貪狼が事業宮にある場合:変化の多い仕事が向いていて、単調な作業は苦手
貪狼が事業宮にある人は、変化が多く新鮮さのある仕事がとても向いています。
例えば営業、広報、マーケティング、クリエイティブ職、芸能関係、個人メディアなど。毎日違う人に会い、違う出来事に接すると、やる気が湧いてきます。
毎日同じことを繰り返す単調な作業は、長続きしません。退屈でじっとしていられず、すぐに転職したくなってしまいます。
また、「隣の芝生は青く見える」傾向もあります。「次の仕事のほうが良いに違いない」と思ってあちこち転職しているうちに、何年も経ってしまい、結局は平社員のまま……なんてことにもなりかねません。
意思決定のヒント:変化と挑戦のある業界を選んで、そこに根を下ろしましょう。仕事を変えても良いですが、業界は変えないこと。一つの業界で深く経験を積むほうが、あちこちで浅い穴を掘るよりずっと力になります。
貪狼が田宅宮にある場合:家の中に物が多く、模様替えが好き
貪狼が田宅宮にある人は、家の中に物がとても多いです。
何でも買いたがり、何でも家に持ち帰りたがる。今日は置物を買い、明日は観葉植物を買い、明後日は家具を買い足す……家の中は物でいっぱいになっていきます。
また、家の模様替えも大好き。今日は壁を青く塗りたくなり、明日はソファの位置を変えたくなる。いつも「ここが気に入らない」と思っては、調整を繰り返しています。
意思決定のヒント:家は住むための場所であって、倉庫ではありません。「断捨離」を意識してみましょう。使わない物は思い切って捨てる。空間が広くなれば、心もゆったりします。
貪狼が福徳宮にある場合:落ち着きのない魂
貪狼が福徳宮にある人は、生まれつきじっとしていられません。
常に何かをしたり、楽しみを見つけたりしていないと気が済まない。ドラマを見たり、ゲームをしたり、街をぶらついたり、パーティーに行ったり、旅行したり……「楽しい」と思うほうに流されて生きています。
「人生は短い、今を楽しめ」が彼らのモットーです。
ただし、空虚感に襲われやすい一面もあります。遊んでいる時は楽しいけれど、一人になると「つまらない」「虚しい」と感じてしまう。楽しみはすぐにやってくるけれど、すぐに消えてしまうのです。
意思決定のヒント:楽しみには2種類あります。「消費型」の楽しみと「創造型」の楽しみです。消費型の楽しみは、お金を使えばそれで終わり。創造型の楽しみは、やればやるほど深まっていきます。自分を成長させてくれることに時間を使うほうが、何よりも心が満たされます。
貪狼が父母宮にある場合:親は明るく開放的で、遊び好き
貪狼が父母宮にある人の親は、たいてい比較的明るく開放的で、遊び好きです。
古風で厳しい親ではなく、子どもと友達のように接します。一緒に遊んだり話したりできて、年の差を感じさせません。
家の中の雰囲気も比較的明るく活発です。子どもにあまり干渉せず、自由度を高く与えてくれます。
意思決定のヒント:開放的な親に恵まれるのは幸せなことですが、だからといって自分を甘やかしすぎないようにしましょう。自由には代償が伴います。自分の選択には、自分で責任を持たなければなりません。
最後に
貪狼という星は、どの宮に入っても、その宮を「多く」「雑多に」「賑やかに」します。
良い点は、その分野でチャンスや選択肢が多く、道が広がることです。
悪い点は、その分野で集中力に欠け、長続きせず、どれも極められないことです。
貪狼の気質を持つ人が一生をかけて学ぶべきことは、たった4文字——「少なきこと即ち多し(少就是多)」です。
何もかも手に入れようとすると、結局何も手に入りません。一つの方向を決めて、心を落ち着けて取り組み、成果を出すほうが、何でも少しできるよりずっと価値があります。
欲望は悪いものではありません。欲望は原動力になります。ただし、欲望をコントロールできなければなりません。欲望に振り回されてはいけないのです。どれだけの欲望を自分のものにできるかが、どれだけ大きなことを成し遂げられるかにつながります。
星占いは運命を決めつけるものではなく、自分自身をより深く知るための手がかりです。貪狼がどの宮にあるかは、あなたの「欲望」がどこにあるかを示しています。欲望を上手くコントロールできれば、それはあなたの原動力になります。コントロールできなければ、底なし沼のようにあなたを飲み込んでしまうでしょう。